かかりつけ看護師事業学習会
第6回目となる学習会は、アデクション看護認定看護師・アンガーマネージメントインストラクター山元先生による怒りのコントロールアンガーマネージメントの講演会でした。
アンガーマネジメントとは
アンガー:怒り
マネジメント:後悔しないこと
たとえば、怒った後に「強く怒りすぎたな」とか「ひどいことをいってしまった」とか
後悔をすることってありませんか?
そうやって、怒った後に後悔するなら、それは怒る必要のないことなんだそうです。
山元先生の話し方は穏やかで口調も丁寧で、例え話を交えながら講演してくださり
聞いている方々も「あるある!!」などとうなずき、メモを取りながら真剣に聞かれていました。
今回の講演で・・・・
●怒りのピークは6秒、反射的に行動しない!
どんなに怒っていても6秒後にはピークが過ぎているので、その6秒をいかにしてやり
過ごすか。カッとなって反射的に返さないように怒りの対象から目をそらし・気をそ
らすこと。
●自分の『べき(はず)』と人の『べき(はず)』は違う
集合時間を言ったとき、10分前に行動すべきと言う人もいれば、5分前行動すべきと
言う人もいて、時間丁度に行動する人もいれば、遅れて来る人もいる。
自分と同じ行動をする人にはイライラはしないけど、それ以外の行動をとる人にはイ
ライラしてしまうことってないですか?
まったく、すべてが自分と同じ考えの人はいないと言うことを頭に入れ、『こうすべ
き!』と言う思い込みをしないようにすることも必要なんだそうです。
『怒り』は自分の期待・理想が裏切られたときやそうならなかったときに生まれる感情であり、人間の自然な感情の一つなのでなくすことは出来ないそうです。そして、どの感情もそうですが、人の感情は周りの人へも伝染します。
「楽しい・嬉しい」などの感情が伝染するのは良いのですが、「怒り」の感情が伝染すると周りもイライラしてしまい悪循環ですよね。自分がそのイライラの発信源にならないようにアンガーマネジメントを実践していきたいです!
参加した方々も「多くの人に広めたい」とか「いろんな人に知ってほしい」と言われていました。私も、キッズアンガーマネジメントという子供と一緒に学ぶ講演もあるそうなので、今度は子供と一緒に講演をお聞きしたいです!
文責 伊集院