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設立趣旨


1 設立の趣旨

我が国は、医学や医療技術の進歩により、国民医療費が40兆円に達すると危惧されています。施設中心の医療・介護から可能な限り住み慣れた生活の場において必要な医療・介護サービスが受けられ、安心して自分らしい生活を実現できる社会づくりや、様々な地域で様々な疾患を持った患者が等しく在宅医療の提供を享受できることを目標にあげ目指しています。

 しかしながら、医療と介護の連携の課題において、病院からの退院時介護保険サービスの導入がスムーズにいかない事。在宅療養中の患者が急変の際医療が確保できない事。介護や見守りが確保できず入院を望むケースがある事。また、10年後、後期高齢者の増加で死亡数が増える現状から、病院や介護保険施設の受け皿がなく病院以外で看取りを行っていく必要性が高くなってきます。宮崎では6割が高齢者の単独世帯であることや、核家族化における介護機能の低下があり、認知症高齢者の増加と家族介護の疲弊問題などが浮上しています。

 また経済優先で個人間、都市と地方間で格差が拡がっており、宮崎県の自殺者数割合は全国でも上位を占めており、又、子供の6人に1人が貧困家庭です。

そのような中、社会的弱者の高齢者、子供、障がい者、にとって公的扶助だけに頼っていたのでは暮らしが成立しない現状です。

 そこで、私達「あなたの街の応援団」は精神科勤務の経験がある看護師や心理士、相談支援員や保育士、児童厚生員等の資格をもった人材や、地域を活性化したいと願う人材が集結し、地域へ出て弱さを吐ける環境づくりを行いながら、相談支援、個々のストレス対策を考慮し、生活格差のリスクを減らす集団です。

身体や精神の障がいの悩み、子育てや介護の悩みがある方に気づき地域や医療に繋いで行くことはやさしい地域を創造します。又、児童やその家族にとって生きづらさや生活の基盤を立てなおすことは、残された個人の人生を豊かなものにするでしょう。行政や企業と連携し啓発活動や地域を応援していくことは、個々の住民の自発性を高上し、地域の活性化を図ることとなるでしょう。その実現のために、活動を継続して実施するよう特定非営利活動法人を設立するものです。

2 申請にいたるまでの経緯

あなたの街の応援団は、平成27年4月に任意団体として設立し、現在に至っています。

設立以来、「かかりつけ看護師」相談支援、自殺やいじめの早期予防「えん結びネットワーク活動」、弱さを力に「ちょい講座」ピア活動支援や「大地の力を食べよう」食育支援を行ってきました。

今後、地域への生活格差のリスクを減らす活動を維持させることや心身の発達になんらかの心配や困りごとを感じている人に対し個別性を重視した支援を行っていくなどの継続的事業を展開できるよう特定非営利活動法人の設立認証申請を行うものです。

特定非営利活動法人 あなたの街の応援団

        設立代表者 榎木やすよ

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